モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title 2006年2月28日(火)

静岡県河津町



このページの小さな写真をクリックすると、より大きな写真を表示します。
大きな写真が表示された後、元のページに戻るときにはブラウザーの「戻る」ボタンを押してください。
食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、
お読みになっている時点で変更になっている可能性があります。

1.
河津桜の原木。
この1本で河津町の運命が変わった。
2006.2.28-静岡県河津町 田中(67K)

2.
新しい品種「河津正月」桜。
河津桜よりも花色が濃いが、花が小さく下向きに咲くので
少し華やかさに欠ける。
すでに散り始めている。
2006.2.28-静岡県河津町 田中(78K)

3.
消防署裏の桜のトンネル。
2006.2.28-静岡県河津町 峰(77K)

4.
見事な桜並木。
2006.2.28-静岡県河津町 峰(69K)

5.
沢田の桜。
先日の雨のせいで、用水路の水量が多い。
2006.2.28-静岡県河津町 沢田(68K)

6.
温泉会館裏の桜のトンネル。
2006.2.28-静岡県河津町 峰(70K)



旅日記

伊豆の河津町には98年以来毎年来ている。私の大好きな河津桜を見るためだ。だけど、今年は冬が寒かったため桜がかなり遅れている。2月10日の桜まつりの開始時にはほとんど咲いていない状況だったそうだ。
桜の開花状況をにらみつつ、茨城の実家を昨夜出発した。今日から1週間ほど河津に張り付いて桜を撮る予定だ。
さて、今年はいい花が見られるだろうか。

朝起きて、まずは何と言っても原木へ。町内田中地区の民家にあるが、所有権は河津町に移管されている。
昭和30年頃のある日、この民家の方(故人)が河津川沿いの草むらの中で芽吹いた桜を見つけ、それを自宅に植えた(見つけた場所には異説もある)。数年後にそれが花を付けるようになったとのことだ。
この桜はオオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と言われる。
オオシマザクラは伊豆半島に自生している。また、たきぎにするためにたくさん植えられてきた。伊豆では別名「たきぎザクラ」と呼ばれる。河津町周辺でもあちこちで見かけることができる。
一方、カンヒザクラは台湾や沖縄に自生する桜だが、江戸時代にはすでに江戸に持ち込まれていた。また、すでに明治期には河津に植えられており、現在でも町中で何本も見かける。
だから、河津でオオシマとカンヒが自然交配する条件は整っていたのだ。
同じオオシマとカンヒの組み合わせの中には修善寺寒桜などがあるが、河津桜はそれらに比べて、花つきが良く、花色のピンクが濃く、花が大きい。人気となる条件が整っていると言える。
この原木から接木をするなどして、河津桜は町内約7千本に植えられている。また、町外では松崎町、南伊豆町、神奈川県松田町、鎌倉市鶴岡八幡宮、東京都心丸紅本社・北の丸公園などにも植えられている。
河津桜まつりは今年で16回目。ここ数年、期間中に140万人もの観光客が訪れるほど規模が大きくなってきた。
この1本の河津桜が、河津町の運命を変えたと言えるだろう。

河津桜の幼木では、他の桜と同様に花と葉が同時に出る現象がよく見られる。温泉会館裏の桜のトンネルは桜の年齢が比較的若く、これまでは葉が目立っていたが、今年は葉がほとんど出ておらずピンク1色に統一された。木が生長してきた証拠だろう。うれしい変化だ。

さて、来ていきなりだが明日は雨が降るらしい。花期の長い河津桜がいきなり散ることはないだろうが、雨だと撮影がしにくいので、強く降らないことを祈りたいものだ。


今日の食事
上はそばの定食、
下はガストのセット
(↑55KB)


今朝までの睡眠時間:
3時間半。河津着が今朝3時だったからなぁ。

今日の昼寝:
どうしても眠くて午後に2時間の昼寝。

今日の車の走行距離:
18Km。昨夜の316Kmに比べたら運転はかなり楽。

今日の宿:
河津町の駐車場。



次の旅日記(2006年3月1日「 静岡県河津町 」)へ]
前の旅日記(2006年2月3日「 沖縄県宮古島市 熱帯植物園、少年自然の家、カママ嶺公園、来間島 」)へ]

[2005年秋から2006年夏までのインデックスへ]
[モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 メインページへ]