1. さくらの里のジュウガツザクラ。背景は大室山。 1999.11.7--静岡県伊東市 さくらの里(69K)	2. 1999.11.7--静岡県伊東市 さくらの里(81K)

3. ジュウガツザクラの大輪。直径3cm以上もあった。 1999.11.7--静岡県伊東市 さくらの里(59K)

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伊東市役所 TEL 0557-36-0111

伊東市のさくらの里でジュウガツザクラが見頃になったと聞いて出かけることにした。だが、朝起きると東京はやや強めの雨。ちょっと不安に思いながら、雨の中午前9時前に家を出る。

東海道線の普通列車が横浜を過ぎる頃には雨が止んだ。
午後1時頃にさくらの里に着いた時には、時々日が差すぐらいまで天気が回復していた。だが、風が冷たい。セーターを持って来るんだった。

さくらの里に来たのは初めてだ。ここは春の桜で有名な場所だ。カンザクラ、カンヒザクラ、カワヅザクラ、ソメイヨシノ、イトウザクラ、オオシマザクラ、シダレザクラ、サトザクラなど35種約3000本が植えられている。そして、秋から冬に咲く桜としては、ジュウガツザクラの他、兼六園冬桜、三波川冬桜（群馬県鬼石町桜山公園のフユザクラ。三波川は鬼石町の旧村名）がある。
今日のジュウガツザクラは、春の桜に例えれば4分咲きといった感じだ。この時期のジュウガツザクラとしては精一杯の開花だと思う。ややピンク色の八重の花が、冷たい風に揺れている。
三波川冬桜と兼六園冬桜は、ほんの少し花を付けているだけだった。兼六園冬桜は初めて見る種類だ。花は直径1cm程度とかなり小さめだ。

園内にはお弁当を広げている家族連れがちらほら見受けられる。また、時折止まる観光バスやタクシーから観光客が降りてきて、桜についての運転手の解説に耳を傾ける。

桜の本数が多いから、春はきっと素晴らしいに違いない。今度は春に訪れてみたいものだ。

この後、せっかく近くまで来たのだからと思い、池田20世紀美術館に立ち寄った。4年ぶりの訪問だ。美術のことはあまり分からないが、いい作品に触れると心が洗われるような気がする。

• 朝：自宅にて、いつもの通り食パンとプルーンジャム。食後の果物はバナナ。
• 昼：伊東駅近くの居酒屋俥力で、特大あじの干物定食。20cmほどもあるあじの干物に、ごはん、味噌汁、冷やっこ、漬物がついていた。あじは独特のうまみがあり、身も厚くおいしかった。
  この店に行く道の両側には乾物屋が並び、あじの他、さば、いか、みりん干しなどうまそうな干物がたくさん売られていた。
• 夜：やはり伊東駅近くの割烹みのりで、あじのたたき定食。2食続けてあじになってしまったが、魚が好きなので気にしない。カウンターの中で、板さんが見事な包丁さばきであじを3枚におろし、皮をはぎ、身を細く切った後、包丁の背で20回ほどたたく。
  あじのたたき（妻はにんじんの千切りとかいわれ大根）と、ごはん、味噌汁、冷やっこ、きんぴらごぼう、たくあんと白菜の漬物が出てきた。あじはぷりぷりした食感でうまい。
  干物には干物の、たたきにはたたきの味わいがあると再認識。
• おやつ：お土産屋の店頭で売られていた、栗おこわまんじゅう１つ。まんじゅうの真ん中がくり抜かれていて、そこにおこわが詰められており、栗がのっている。蒸気ではなく電子レンジで加熱するのがちょっと味気ないが、甘いまんじゅうと塩気のあるおこわの取り合わせがなんとも微妙で、栗もおいしかった。

今日の昼寝：行きと帰りの電車の中で、それぞれ30分と1時間半。電車で揺られながら寝るのは気持ちいい。

今日のお土産：会社の同僚のために、桜の葉の入った羽二重餅を買った。ほんのりと桜のかおりがしておいしかった。
箱に入っていたリーフレットによれば、食用の桜の葉のうち80%が伊豆半島で生産されているとのことだ。伊豆半島には、さくらの里や河津町といった桜の名所も多く、伊豆半島と桜の間には深い縁があるようだ。

今日の車での走行距離：0Km。

今日の宿：自宅