モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title 2008年8月30日(土)
曇り一時晴れ

今シーズン最初の旅日記 北海道三笠市 北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地



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1.
今日見た中で、一番花色の濃い千島桜。
花弁も大きい。
2008.8.30-北海道三笠市 北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地(56K)

  2.
つぼみも2つ見える。
これからもしばらく花が見られそうだ。
2008.8.30-北海道三笠市 北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地(46K)

 
3.
別の木。
一般的な春の千島桜と比べて、花弁がやや貧弱に見える。
2008.8.30-北海道三笠市 北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地(44K)

  4.
最も花が多く開花している木の様子。
たくさんの花が一気に咲いているわけではない。
この時期にしては珍しく、葉がほとんど落ちているのが特徴。
2008.8.30-北海道三笠市 北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地(81K)


問い合わせ先:
北海道立林業試験場(美唄市):TEL 0126-63-4164
(三笠遺伝資源集植地は常時無人とのことです。場内の植物などを採集しないようご配慮ください。また、場内でスズメバチを目撃しましたので、お入りになる際は自己責任にてご注意ください。)

旅日記

12ヶ月のうちで、咲いている桜を見つけるのがもっとも難しいのは8月だ。2日前から全国各地に電話をかけまくって調査したが、今年は残念ながらどこも咲いていない。これはまずい。
これまで83ヶ月連続で花見をしてきたのに、とうとう記録が途切れるか、と覚悟していたところ、北海道のSさんから、桜が咲いているのを見た、というご連絡が(わざわざ懐中電灯で照らしてしらべてくださったそうで恐縮だ)。しかも、その場所まで車で連れて行ってくださるという。Sさんは桜の研究者なので、有意義なお話を伺うこともできるだろう。本当にうれしいことだ。

新千歳空港から車で約1時間、三笠市の北海道立林業試験場三笠遺伝資源集植地に到着。
果たして、10本以上の桜がぽつぽつと花をつけていた。やった。咲いている。

この場所にはオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)、カスミザクラ、千島桜などがあるが、咲いているのは千島桜だ。いずれも葉が何か(ガの幼虫か?)に食われて、葉が全くないか、とても少ないのが特徴だ。台風などによって秋に早々と葉が落ちると、千島桜以外でも、全国で狂い咲き(返り咲き)することがよくある。この場所の多くの桜は、まだ葉が生い茂っていて、そうした木では全く開花していない。また、やはり葉がほとんどないオオヤマザクラも数本あるのだが、こちらは開花していないのが特徴的だ。
1本の木で、せいぜい30輪くらいと少ない。すでに散った後のガクもいくらか見られるので、開花は少し前から始まっていたらしい。
返り咲きの特徴の一つとして、春の花ほど形がよくないことが挙げられる。今日の花も、少しいびつな形をしていたり、花弁が小さく見えたりして、あまり形がよいとは言えない。

Sさんからは、変異の多い千島桜のおもしろさや、価値ある桜を培養によって増やすことの重要性、道立林業試験場から宇宙を経て全国に行き渡った宇宙桜の現状など、興味深いお話を伺うこともできた。
Sさん、ありがとうございました。



食事などの価格が記載されていることがありますが、これは作成時点のものですので、お読みになっている際には変更になっている可能性もあります。


今日の食事
上は珍しいバームクーヘンの
かつサンド、
中段はなかなかうまいそば、
下はユースの夕食、うまい
(↑37KB)


今朝までの睡眠時間:
5時間半。昨夜も残業で遅かったからなぁ。

今日のフライト:
エアドゥ15便羽田10:10発新千歳11:40着のところ、羽田で先に飛び立った飛行機がバードクラッシュ(鳥との衝突)を起こしたそうで、滑走路の点検のため離陸が5分ほど待たされた。新千歳着は5分遅れ。機材はボーイング767-300。

今日の昼寝:
行きの機内で15分。JRのローカル列車の中で15分。
今日自分で運転した車の走行距離:
なし

今日の宿:
美馬牛リバティユースホステル。私が一番好きなユースだ。



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