1. 1998.5.17--北海道厚岸町子野日公園 ↑ click photo(69K)

2. 国泰寺の老桜樹。1830年に奥州石巻から移植されたと伝えられるオオヤマザクラの古木で、樹齢160年を越えると推定される。高さは約10m、幹回りは約3mあるという。 1998.5.17--北海道厚岸町国泰寺 ↑ click photo(54K)

3. 国泰寺に隣接する厚岸神社にも桜が多い。 1998.5.17--北海道厚岸町厚岸神社 ↑ click photo(63K)

問い合わせ先:

厚岸町役場 tel 0153-52-3131

子野日公園では、今日の桜祭りのイベントのために午前6時頃から準備が始められていた。その準備の間を縫って私は写真を撮った。
ここには、オオヤマザクラ（エゾヤマザクラ）、カスミザクラ、チシマザクラなど約1000本が植えられているという。私が見たところ、チシマザクラは満開、オオヤマザクラは8分咲きといったところだ。
公園の平坦なところには青色のシートが何枚も敷き詰められていて、家族連れなどがジンギスカンの道具を運び込む様子が見られた。
午前10時ごろにイベントのステージからにぎやかな音楽が流れ始め、落ち着いて写真を撮る雰囲気ではなくなってきたので、少し離れた国泰寺に移動した。

国泰寺は、私が5月5日に訪れた有珠善光寺と同様蝦夷三官寺の一つである。建立は19世紀の初めごろだ。境内には約500本の桜が植えられているという。子野日公園と2Km程度しか離れていないが、こちらのオオヤマザクラは満開で、少し散り始めている木もあった。
厚岸町は今年開町190年を迎えるそうだ。北海道の開拓は明治時代から、という先入観を持っていた私には意外な感じがした。徳川幕府が、国後、択捉などを含めた当時の蝦夷地の守備を考えたとき、ロシアの南下に備えるため東方への進出を早める必要があり、伊達、様似（三官寺の一つ等ジュ院がある）、そして厚岸という太平洋側に拠点を作ったのだろう。

今日の食事

• 朝：例の通り、食パンにプルーンジャムを付けたもの、バナナ。
• 昼：道の駅あっけしグルメパークにある、厚岸味覚ターミナルコンキリエ2Fのレストランエスカルで、あやめ弁当。ごはん、あさりの味噌汁、つけもの、豚の角煮と煮えびのわかめ添え、伊達巻、焼き魚一切れ、こんぶの煮しめ、甘えび、鮭、まぐろの刺身、いかの塩辛、そして何と言っても目立つのは、特産の大きなかきのフライだ。断面がバナナ2本分ぐらいある。私は、こんなに大きなカキフライを食べたのは生まれて初めてだ。税別1200円でこんなにバラエティに富んだおいしい食事がいただけるとはうれしい。ウエイトレスの対応もいい感じだ。
  同じフロアに、あぶりやという、特産のかきや他の魚介類を自分で焼いて食べられるコーナーがあって、そこは順番待ちになるほどの人気だった。一人ではちょっと入りにくい雰囲気なので、今度は何人かで来てわいわい言いながら食べてみたいものだ。
• 夜：ユースホステルにて。ごはん、こしょう味のいかやき1尾分、いかと鮭の刺身、そして名物かにのてっぽう汁。昼も夜も食事は大満足。

今日の宿：根室トモシリユースホステル。