モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅 title

2002年5月19日(日)
雨。時々弱くなるけれど降り止みはしない。

北海道厚岸町 子野日公園、根室市 根室市役所・根室支庁、別海町奥行臼



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1.
そぼ降る雨の中、桜のピンク色が濃い。
2002.5.19--北海道厚岸町 国泰寺(70K)
2.
清隆寺の寺紋は桜だ。
2002.5.19--北海道根室市 清隆寺(64K)
3.
市役所前では白いチシマザクラが見事に咲き...
2002.5.19--北海道根室市 根室市役所前(44K)
4.
支庁前にはピンク色のオオヤマザクラがりりしく立つ。
2002.5.19--北海道根室市 根室支庁前(67K)
5.
道路が整備される前の別海町には殖民軌道(後の町営軌道)が
たくさん走っていたという。
静態保存されている機関車と貨車を桜が見守る。
2002.5.19--北海道別海町奥行臼(42K)
6.
小糠雨が降る中、馬が静かに佇む。
2002.5.19--北海道別海町奥行臼(42K)


厚岸町内の桜の問い合わせ先
厚岸町役場 TEL 0153-52-3131

根室市の桜の問い合わせ先
根室市役所 TEL 01532-3-6111

奥行臼の桜の問い合わせ先
別海町役場 TEL 01537-5-2111



旅日記

起床して天気を心配しながら外を見たら、やっぱり雨だった。結局昨夕の予報どおりだ。せっかくの遠出なのに残念だ。

清隆寺にはほとんど毎年来ている。今年のチシマザクラは、古い木は落下盛んで、若い木はちょうど見頃だった。
これらの桜は明治初期に国後島から移植されたもので、樹齢は100年以上と推定されるものもあるという。本州中部以北や、北海道の高山、サハリン、千島に分布する小高木だが、清隆寺のものは樹高が3mに達するものもあり、チシマザクラとしては大きいものだそうだ。
残念ながら中庭の古木は樹勢が落ちているらしい。そう言われてみると、数本あるうちの太い枝2,3本には花が全く付いていない。風格のある堂々としたよい木だけに、これからどうなるか心配だ。

別海町奥行臼にもほぼ毎年立ち寄っている。
廃止されたJR奥行臼駅跡には背の高い桜がある。腕木式信号機のそばにあっていい雰囲気を作っていた。ところが、2年ぶりにそれを見に行ったらほとんどの枝が枯れてしまっていて、花が付いているのは2,3本だけになっていた。前回写真を撮った時は衰弱の片鱗など全くなく、枝いっぱいに花を付けていたというのに!

桜はこんなふうに急に枯れてしまうことがあるらしい。

毎年同じ桜に会いに行っても、その年の花付きや天気、人出などの違いがあって桜の風景が変化する。だからこそ毎年の花見が楽しいのだが、一方でこうした桜との別れの予感に遭遇することもある。いい意味でも残念な意味でも、花見が「一期一会」であることを強烈に感じる。

残念ながら樹木医ではない私がこの桜を救ってあげることは不可能だ。ただ、この木が元気だった頃の華やかな写真を記録に残してあげられたことがせめてものはなむけだろうか。

奥行臼の牧場では、昨年ここに来た日と同様、午後3時ごろになると私のお気に入りの木の周りに数頭の馬が寄ってきた。小糠雨が降る中、馬たちはゆっくりと草を食む。満開のオオヤマザクラがそれを静かに見守っていた。


今日の食事
根室で局地的に流行している
「エスカロップ」
(↑28KB)

今日の車での走行距離:
278Km。

今日のフライト:
中標津18:15発羽田20:00着ANK840便。機種はボーイング737-400。中標津空港からのフライトもANK便に乗るのも初めて。フライトアテンダント(スチュワーデス)さんがちょっといい感じ。
空港で手荷物検査を受けた後、レンタカーの中に帽子を忘れたことに気づき、レンタカー会社の人に届けてもらうという失態を演じてしまった。

今日の昼寝:
機中で15分ほど。

今日の宿:
東京の自宅。

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